最近のWebの肥大化はエントリーレベルのスマートフォンが読み込むことの出来ないレベルにまでなっている

masapoco
投稿日
2024年3月19日 10:36
smartphone

最適化されておらず、肥大化した最近のWebサイトは、読み込み時間が遅いだけでなく、一部の下位端末では完全に動作しないことがある事が最近のレポートでは、PUBGを40fpsでプレイできたエントリーレベルのスマートフォンですら、いくつかの人気サイトでは苦戦していることがわかった。

Danluu.comのレポートでは、ここ数年、Webアプリ向けのCPU性能が帯域幅ほど急速に向上していない問題を取り上げている。

Webサイトの肥大化をテストするため、このレポートでは複数のデバイスでLCP(Largest Contentful Paint)時間を測定した。LCPとは、ユーザーがページの読み込みを開始してから、ページが主要コンテンツをレンダリングするまでの時間だ。また、各サイトが要求する帯域幅の量も示している。

テストには、パワフルなApple M3 Max、M3、M1 Pro、ローエンドのIntel P32、Tecno S8Cが含まれる。

最も負荷が高かったのはWixで、1ページに21MBのデータをロードした。PatreonとThreadsはともに13MB、Twitterは11MB、BlueskyとDiscourseは10MBだった。

結果表を見ればわかるように、より負荷の高い(あるいはそうでない)Webサイトは、低スペックの端末では読み込みに時間がかかるか、読み込みに失敗した。Tom’s Hardwareは、新興市場で一般的なスマートフォンであるTecno Spark S8Cは、PUBG Mobileを40fpsで実行できるが、Quoraをロードできないと指摘している。Apple M3でもWixの読み込みに時間がかかった。

レポートでは、Discourse、Reddit、Substackなど、ページを部分的に読み込んでから残りの部分を動的に読み込むような最新のテクニックを使っているサイトが、表のスコアが示すよりも使い勝手が悪い傾向があることに触れている。理論的には良いように聞こえるが、実際には、動的読み込みを使用するサイトは、ローエンドのデバイスでは非常に不便なほど複雑になる傾向がある。


Sources



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • nim inference microservices
    次の記事

    NVIDIA、AIモデルの生産現場への導入をよりスムーズにする「NIM」を発表

    2024年3月19日 11:20
  • 前の記事

    TSMCが日本での先端パッケージング施設を検討中と報じられる

    2024年3月19日 9:56
    TSMC FAB18

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • Pixel 8 in Rose.max 936x936.format webp

    Google、方針を転換しPixel 8にもGemini NanoによるオンデバイスAI機能を搭載へ

  • microsoft edge chromium

    Microsoft EdgeブラウザでRAMの消費量を制御出来る機能がテスト中

  • google chrome arm hero

    Google、“遥かに高速な”ArmネイティブなChromeブラウザを正式リリース

  • chatgpt unsplash

    OpenAIのCEO、“時代後れのGoogle検索”を置き換える検索エンジンの開発を示唆、広告に頼らないビジネスモデルを模索か

  • android15 logo

    Google、Android 15の開発者向けプレビュー第2弾をリリース、衛星接続サポートを追加

今読まれている記事