iPhone 15ではバッテリー寿命を延ばすために最大充電容量を設定出来るようになる可能性

masapoco
投稿日
2023年9月13日 17:20
iphone15 usb c

iPhoneやAndroidスマートフォンに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、その特性上、100%まで充電したり、0%になるまで使い切ることがバッテリー自体の寿命に悪影響を与える事が知られている。

これを防ぐ為に、一部のAndroidスマートフォンでは、最大充電容量を100%にならないように設定出来るものもあったり、iOSでもiOS 13以降、「バッテリー充電の最適化」というオプションが設定出来るようになったが、これがどうやら進化し、ユーザーによって最大充電容量を設定出来るオプションがiPhoneにも追加される可能性があるようだ。

iPhone 15にバッテリー充電制限オプション

開発者向けにリリースされたiOS 17 RCを9to5Macが解析した結果、Appleが「バッテリー充電の最適化」に、ユーザーが最大充電量を制限できる新機能を追加していることが確認出来たとのことだ。この機能が利用可能になると、バッテリーの設定メニューにオプションが表示されるようになる。

「最大充電量の制限」機能がオンになっていると、バッテリーは “約XX%までしか充電されません”とユーザーに通知される。「設定」アプリには、iPhoneが最後にユーザーが設定した上限まで充電された日時も表示されるとのことだ。

この機能は「バッテリー充電の最適化」と同様の結果をもたらす事を意図したものだが、従来の機能が、ユーザーの日課を学習することで、必要であれば80%までの充電に制限する機能であったのに対し、新たな機能では、常にユーザーが設定した一定のバッテリー残量になるように充電を制限するものだ。

こうした機能自体にはもちろん賛否があるだろう。特に毎年新たなiPhoneが登場する度に買い換えているような場合は気にする必要もあまりないかも知れない。また、ゲーム用途に多用するヘビーユーザーならば、少しでも多くプレイ出来るように使わないときは充電しておき、可能ならば満充電しておこうと思うだろう。だが、反対に1つのiPhoneを何年も大事に使おうとするならば、この機能は使っていて損のないものだ。バッテリー持続時間の軽減と引き換えに、部品自体を長持ちさせることが出来るだろう。

ただし注意点もある。9to5Macによると、コード自体は存在しているが、iPhone 14では有効になる設定が見つからなかったため、この機能自体はUSB-Cを採用したiPhoneのみ、つまり最新のiPhone 15シリーズにのみ限定される機能になる可能性があるようだ。この機能が発売初日から有効になるかどうかは不明である。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • blackhole
    次の記事

    地球から最も近いブラックホールは想像以上に近い位置にある

    2023年9月13日 18:12
  • 前の記事

    Pixel 8では発熱の問題に悩まされることが少なくなるかも知れない

    2023年9月13日 11:49
    Google Tensor chip 2

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • sand

    フィンランドで従来規模の10倍となる新たな砂電池が建設、町全体の暖房を1週間まかなう事が可能に

  • news water battery 1220px

    発火も爆発もせず環境にも優しい世界初の「水電池」が開発された

  • electric vehicle

    自動車会社は電気自動車の将来に悲観し始めている

  • Apple、iPhone 15シリーズのバッテリー寿命がこれまでの発表の2倍あったと発表

  • 米国で世界最大の太陽電池・蓄電池プロジェクトが始動

今読まれている記事