SamsungがGalaxy Unpackedイベントで発表した製品の中で、最も話題になったのはGalaxy S24シリーズではなく、それは恐らく「Galaxy Ring」だったのではないだろうか。同社は、イベントの最後を締めくくる際、「One more things…」のサプライズを仕掛けた、テック業界の話題をさらうことに成功した。

Galaxy Ringは待望の製品だ。Samsungがウェアラブル端末という新しいカテゴリーに参入することを意味し、既存のプレイヤーを圧倒して覇権を確立する可能性を秘めている。まだその情報はほとんど出ていないが、少しずつ明らかになってきた面もあり、期待できそうだ。

Samsungの広報担当者はThe Vergeに対し、Galaxy Ringは「最先端のセンサー技術」を搭載しており、ユーザーが自宅で健康とフィットネスを「包括的かつ簡素化されたアプローチ」で管理できるようになると語った。

また、Galaxy Ringは24時間365日装着できるほど快適であることも言及された。結局の所、ユーザーの健康状態を把握する為には、長期間にわたって一貫した正確なデータを追跡することが望ましく、そうした意味でこれは重要な要素である。スマートウォッチにも高度なセンサーが搭載されているが、ほとんどのユーザーは常に身に着けているわけではないし、充電のために頻繁に腕時計を外す必要がある。Galaxy Ringのバッテリ－持続時間がどの程度なのかは触れられていないが、既に発売されているOura Ringなどは1週間程度は保つように作られており、ある程度参考になるかも知れない。

UnpackedでGalaxy Ringのプロトタイプを見ることができた人々からの先行レポートによると、このデバイスは非常に軽く、3つの異なる仕上げがあるようだ。サイズも13号まで用意されており、幅広いユーザーに適している。技術的なスペックや価格についてはまだ不明だが、発売は今年後半になると伝えられており、詳細も今後数ヶ月のうちに明らかになるだろう。

Source

• The Verge: Samsung’s smart ring might signal the start of a new wearable era