Appleが「Scary fast」イベント全体をiPhone 15 Pro Maxで撮影した方法を公開

masapoco
投稿日
2023年11月1日 6:42
Apple Shot on iPhone Blackmagic Camera app

昨日のAppleの新型Mac発表イベント”Scary fast”で印象的だったのは、その撮影がすべてiPhone 15 Pro Maxで行われたことだ。Appleは今回、舞台裏のビデオとプレスリリースを公開し、使用したソフトウェアから複雑なハードウェアのセットアップに至るまで、どのようにこれを行ったかの詳細を披露している。

これは現代のスマートフォンがいかにうまく使いこなせば(そして多額の制作予算があれば)どれだけのことが可能になるかを示す素晴らしい例となった。イベント全体はiPhone 15 Pro Maxを使って撮影され、『Living with Lincoln』で知られる受賞歴のあるドキュメンタリー映画監督、Brian Oakes氏が指揮を執った。

VFXのスペシャリストであるJeff Wozniak氏によると、最も興味深かったことのひとつは、iPhoneで撮影しても、撮影現場がいかに変わらないかということだった。

カメラ以外は、通常のセットとほぼ同じである。チームは、クレーン、ドリー、ドローンを駆使して必要なショットを撮影し、撮影はBlackmagic Cameraアプリを活用し、Bluetooth経由でTentacle Syncを活用して、プロダクション中、複数のiPhoneを同期させた。Blackmagicアプリを使用することで、クルーはBlackmagicのデジタルカメラで使い慣れたインターフェイスを使用することができたとのことだ。

USB-C経由で外付けドライブに記録したProResビデオにより、クルーはほぼリアルタイムで映像を確認することができ、Apple Logの柔軟なカラーグレーディングにより、編集の自由度がさらに高まった。

さらに印象的だったのは、イベントのほとんどが夜間の低照度下で撮影されたという事実だ。編集はMacで行われたという。

プロダクショングレードのプロジェクトに新しいiPhoneを使っているのはAppleだけではない。アーティストのOlivia Rodrigoもまた、彼女の最新シングルのビデオ撮影にiPhone 15 Pro Maxを使用したという。その仕上がりは、画質という点では従来撮影されたビデオと見分けがつかないほどで、実用的で特殊効果のあるシークエンスまで数多く含まれている。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • XBD 202309 168 005
    次の記事

    ビッグバンの余波を研究する新しい望遠鏡

    2023年11月1日 8:29
  • 前の記事

    iOS版Chromeブラウザでアドレスバーを画面下部に移動させる事が可能に

    2023年11月1日 6:06
    LongPress SidebySide InlineAsset

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • Apple M3 chip series architecture 231030

    AppleのM3 MaxチップからのUltraFusionインターコネクト削除は新たな巨大チップ登場の前兆か?

  • magsafe charger

    iOS 17.4のアップデートによりiPhone 12がQi2での高速ワイヤレス充電に対応へ

  • apple iphone 5g

    Apple、未発表のアプリやVision Proに関する情報をリークした疑いで元従業員を提訴

  • Apple iPad Pro Magic Keyboard M2 hero 2up 221018

    新型iPad ProとiPad Airは5月初旬の発売になる可能性が報じられる

  • TSMC FAB18

    TSMCの3nmノードが急成長、2024年は収益の20%以上を占める可能性

今読まれている記事